2018年04月18日

旧優生保護法から考える幸せとは何なのか

Children
Children / fictures


「何も知らずに、病院に連れて行かれた」。旧優生保護法下で強制不妊手術を受けたとして、国家賠償訴訟を検討する福岡市東区の聴覚障害者、浩さん(82)=仮名=が、手話通訳を介して西日本新聞の取材に応じた。
浩さんは同じく聴覚障害のある妻のマサ子さん(78)=仮名=とともに、悲痛な過去を打ち明けた。



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旧優生保護法は第一条に
この法律は、優生上の見地から不良な子孫の出生を防止するとともに、母性の生命健康を保護することを目的とする。
として半強制的に障碍者に不妊手術を受けさせていた、というものですね。
宮城県の女性が始めて国を提訴したとして、今回大きく取り上げられるようになりました。

一連の報道でまず感じたのは、全てのケースで強制的に手術を受けさせられたわけではないというものでした。
というよりもよくよく報道を聞いてみると、どちらかというと親が自主的に不妊治療へ向かうケースのほうが
多いのではないか?と思うような印象でした。

やはり大部分なところで、親は子が憎いから手術を受けさせるのではなく、
将来的に孫が出来たとき、自分がサポートできなくなったときのことを考えると不安なのはしょうがないと思います。

ただでさえ障害の遺伝が信じられていた時代、
健常者と比べると、比較にならないくらい苦労する未来しか浮かばなかったのではないでしょうか。


もちろん親だって孫の顔は見たかったでしょう、しかしこのような重い事情があるため、
半ば諦めのなか、不妊治療を子に勧めていたのではないでしょうか。

半強制的な手術もあったとはいえ、全部が全部このケースではないのかと思います。
2万5千を超える不妊治療があったのにも関わらず、いまになって初めて提訴されたということが
当時の事情を物語っていると思います。















そしてもちろん、障碍者のなかには不妊を免れて妊娠・出産をして、
障害のない子を産んだ人もいます。

先日4月7日の「報道特集」でその親子に取材を行っていました。
ttps://www.dailymotion.com/video/x6hgg0d
14:30~

女性は周囲の反対を押し切り、男の子を出産しました。
母親の手を借りながら、シングルマザーとして育ててきたとのこと。

親子ともにたいへんなことはたくさんあっただろうが、
普通の親子にはない絆が見えるものだと思っていました。

親は子どもを産んで良かった、との前置きから、
「障害者こそ子どもを産んで守ってもらわないといけない」と発言していたが、
それに対して子は笑顔なく「僕も生まれてよかったと思えるようになりたい」と力なく発言していました。

子は間違いなくこの親がいなければ生まれていなかった事実もあります。
しかしそれを分かっていても、「生まれてよかったと思えるようになりたい」は少し衝撃でした。

周りから見れば親子の人生は美談だし、感動的なものですが、
子は幼いころから現在まで、私たちが当たり前に出来たこともたくさん諦めなければいけなかったのでしょう。
結婚しているように見えましたが、それも大変な苦労があったのだと予想できます。

「生まれてよかったと思ってないの!?」と驚く母親も見るに耐えなかったですね。
というよりも子も親の目の前で発言するほど積もったものがあるのでしょうね。


















今回の騒動で、改めて旧優生保護法が大きく取り上げられることとなりました。
しかしながら、私はこの親子の姿をみて、

果たしてこれは本当に幸せなのだろうか?
全てが間違っていた法律だったのだろうか?

とモヤモヤが尽きることがありません。


学校では教えてくれない差別と排除の話




 


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posted by news at 07:10 | Comment(0) | 国内ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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